リラックスしたライディングポジションを入手

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緊張しないでリラックスしたライディングを実行するのは、言葉で言うのは簡単ですが、当の本人としてはなかなか大変なもの。コツさえつかんでしまえば、今まで頭を悩ませていたのがウソのように世界がパッ! と開けて心地の良いライディングが味わえますので、是非とも諦めずに反復練習してほしいと思います。

 

では、バイクに腰を降ろした後に必要な、リラックスしたポジションを得るのに外すことのできないポイントを3つ見ていきましょう。

 

 

視線、ヒジ、握り方、を押さえる

まず一つ目。アゴを引いて、上目遣いで前方を見ることです。このとき出来るだけ遠くを見るようにするのがベターですが、普段この上目遣いをする機会なんてありませんからかなり違和感があることでしょう。でも逆に、いつも通りの慣れた姿勢で前を見ると、視線は自然と手前の下側に向くはずです。バイクに乗っているときにこれでは危険を予知する視界があまりにも限られてしまいます。また、気を抜くと頭が両肩に埋まるような格好になってしまい、これでは余計な力が入ってしまうので視線は必ず遠くへ向けましょう。

 

二つ目。両ヒジを下げた状態をキープすること。スムーズなハンドリングに当たっては、両ヒジの角度が重要になってきます。ヒジが外側に出て、張った状態だと、自然と腕は緊張してしまいハンドリングを妨げる形になります。ですので、意識的に両ヒジを内側に引っ込ますように絞ってみましょう。実際にハンドルを握って実践すれば分かりますが、ヒジの位置が下がってゆとりが生まれているはずです。

 

三つ目。グリップを薬指と小指側で握ること。グリップの握り方にまでコツがあるのを知る人はあまりいませんが、これが効果てき面なのです。普通、親指と人差し指側で握るのが一般的ですが、ここを親指と小指、薬指側で握るようにしてみます。グリップの端側を握る感じのフォームになりますが、試してみると、路面や車体からの微細な振動が気にならなくなります。グリップと手の平の間にわずかなクリアランスが生まれるためで、この空間が緩衝材的な役割を担ってくれるわけです。そのためブレーキやクラッチレバーの操作に集中できるばかりか、長時間のライディングの疲れも大いに軽減。身近過ぎて見逃しがちな箇所ですが、得られるメリットはかなりある部位です。

 

 

 【初級ライテク】他のポイントも合わせてご覧ください 

 【初級ライテク】トップ

 

ブレーキのかけ方
 地面に対して足は直角状態で完全停止する
 ブレーキの強弱を使い分ける
 ブレーキレバーは手前に引き込むように
 レバーは指の腹で下に押し付ける
 カカトを離さずペダルを踏む
 ブレーキペダルは足をまっすぐにして踏み込む
 コーナリングの進入時にリアブレーキをかける
 うまくなる滑らかなシフトダウンを学ぶ
 コーナー手前では十分に減速してからシフトダウン

 

Uターンのコツ
 Uターン中はクラッチを切る
 Uターンは“視線”と“切り返し”がポイント
 うまくなりたい狭い道幅でのUターンのコツ
 タイトターンで半クラッチを効率よく使う
 道路の斜面を利用した方向転換
 傾斜を利用した進路変更
 道幅の狭い交差点を低速で曲がる基本フォーム
 クラッチを切って進入し、瞬時にアクセルをオープン

 

ライディングポジション
 少し前かがみで、後ろ目に着座
 最適なライディングポジションを入手
 ブランク後はたっぷり時間を掛けて感覚を取り戻す
 リラックスしたライディングポジションを入手

 


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