コーナリングの進入時にリアブレーキをかける

braking-22

リアブレーキを効果的に利かすことで、コーナーリングをスムーズに曲がることが出来ます。これはリアブレーキをかけると、スイングアームにサスペンションを縮める方向の反対の力が発生するからです。どういうことかと言うと、この反力が働くとバイクの上下運動を抑えることが出来るため、振動がなく安定した瞬間を生むことが可能なのです。そのためこの原理を使えば、車重がありビッグサイズのハーレーでは難しいとされる小さなターンをする時なども、曲がり始めるキッカケにリアブレーキをかける事で楽々とこなすことが出来ます。

 

では、どのタイミングでブレーキをかければ良いのか。それは、コーナーを目前にして曲がり始めようとした一瞬に、軽くつま先をグッと踏み込むだけでOKです。そして、ブレーキを掛けると同時に、体重を曲がる方向に傾けておいて、すぐにブレーキを放します。そうすると、後はバイクが勝手に倒れ込むような格好で傾き出して、クイックに曲がり始めるのです。このリアブレーキをかけたコーナーリングはいとも簡単に曲がり出すことが出来る反面、特性を理解しておかないと痛い目を見ることもあります。最初は用心深く、丁寧な操作でコツをつかみましょう。

 

 

転倒しないコツはステップやボードを踏み込むこと

また、リアブレーキをリリースしたときの傾きが自分が想像していた以上に“深い”もので、そのままバンクし過ぎた為にバランスを崩して転倒というケースもあります。そうならないように、傾斜がキツイと感じたら、ステップやボードを踏み込むように体重を掛けます。すると、それ以上の倒れこみが止まってバンク角は深くならないのです。

 

この効果的なブレーキングをマスターすればコーナーリングが楽しくなるばかりか、苦手な人の多い左折コーナーや、タイトな曲がり角でも不安なく進入してスムーズにやり過ごせることが出来るでしょう。

 

 

 【初級ライテク】他のポイントも合わせてご覧ください 

 【初級ライテク】トップ

 

ブレーキのかけ方
 地面に対して足は直角状態で完全停止する
 ブレーキの強弱を使い分ける
 ブレーキレバーは手前に引き込むように
 レバーは指の腹で下に押し付ける
 カカトを離さずペダルを踏む
 ブレーキペダルは足をまっすぐにして踏み込む
 コーナリングの進入時にリアブレーキをかける
 うまくなる滑らかなシフトダウンを学ぶ
 コーナー手前では十分に減速してからシフトダウン

 

Uターンのコツ
 Uターン中はクラッチを切る
 Uターンは“視線”と“切り返し”がポイント
 うまくなりたい狭い道幅でのUターンのコツ
 タイトターンで半クラッチを効率よく使う
 道路の斜面を利用した方向転換
 傾斜を利用した進路変更
 道幅の狭い交差点を低速で曲がる基本フォーム
 クラッチを切って進入し、瞬時にアクセルをオープン

 

ライディングポジション
 少し前かがみで、後ろ目に着座
 最適なライディングポジションを入手
 ブランク後はたっぷり時間を掛けて感覚を取り戻す
 リラックスしたライディングポジションを入手

 


動画も見て本格的にライテクをマスターしたいという人におすすめのDVDです。【365日間ライディング上達保証】という購入者限定の特典が付いた完全なサポート体制です。

Leave a Reply

* が付いている項目は、必須項目です!

*

Trackback URL