レバーは指の腹で下に押し付ける

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ブレーキレバーは握るのではなく、引き込むこと。では、この引き込む操作にあたって、指の詳細な動きを見ていきます。まず握っていたとき同様に、この指で引き込むブレーキングも、最初にレバーに引っ掛けたところからそのまま引き込もうとすると、指全体が知らずに曲がってしまい余計な力を要します。

 

そこで、最初に指をレバーに伸ばしたところで、レバーの上面を指の腹でわずかに下へ押し付けるようにします。そのままレバーを引き込んでいくわけですが、先ほどの状態をキープして指の腹でレバーを下へ押すように入力していくと、指の腹がレバー上面から下側へスライドしますので、そのまま手前に引き込んであげます。実際にこの操作を試してみると分かりますが、このとき指にはさほど力は入っていません。しかし、要所をすべて押さえていますので確実な停止を実現します。

 

また、この指で引き込む操作だと、逆にブレーキを弱めたりリリースするときもラクです。今までの“レバーを動かす”思考ではなく、力を入れていた“指の力を弱める”だけで完結するわけです。そして、この指の力を弱めるブレーキングだと「ほんのちょっとだけスピードを調節したい」というシビアな状況においても繊細なコントロールが可能ですから実に頼りになります。

 

 

決して手に力を入れないこと

一方で、絶対に避けたいブレーキ操作法がありますので、念のためそれも挙げておきましょう。初心者にありがちなのですが、ばっちりブレーキを利かせたいあまりに、レバーを握る手に力を入れてしまうと、自然と手の平で握り込むカタチになってしまいます。すると、伸ばした指はレバーの上面から握りがちになるばかりか、親指と小指側の指にもリキみが生じて力が分散。レバーに入力を集中させることが出来なくなってしまいます。そして、リキむことはふたを開ければ、先にレクチャーした“指の動かし方”にすべて反したものとなりますので注意しましょう。

 

 

 【初級ライテク】他のポイントも合わせてご覧ください 

 【初級ライテク】トップ

 

ブレーキのかけ方
 地面に対して足は直角状態で完全停止する
 ブレーキの強弱を使い分ける
 ブレーキレバーは手前に引き込むように
 レバーは指の腹で下に押し付ける
 カカトを離さずペダルを踏む
 ブレーキペダルは足をまっすぐにして踏み込む
 コーナリングの進入時にリアブレーキをかける
 うまくなる滑らかなシフトダウンを学ぶ
 コーナー手前では十分に減速してからシフトダウン

 

Uターンのコツ
 Uターン中はクラッチを切る
 Uターンは“視線”と“切り返し”がポイント
 うまくなりたい狭い道幅でのUターンのコツ
 タイトターンで半クラッチを効率よく使う
 道路の斜面を利用した方向転換
 傾斜を利用した進路変更
 道幅の狭い交差点を低速で曲がる基本フォーム
 クラッチを切って進入し、瞬時にアクセルをオープン

 

ライディングポジション
 少し前かがみで、後ろ目に着座
 最適なライディングポジションを入手
 ブランク後はたっぷり時間を掛けて感覚を取り戻す
 リラックスしたライディングポジションを入手

 


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