トラクションによるグリップ力と安定力

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加速Gとトラクションの関係は、ハーレーを乗りこなす上では重要なポイントになってきます。もちろん、特性を深く理解しないでも気持ちよく走れるバイクということに疑いの余地はありませんが、その特性を知ることで、より楽しく走れる可能性を秘めているのもまた事実です。ですので、出来ることなら、トラクションに対してのノウハウを保持しておきましょう。

 

アクセルを開けて加速力が発生すると、後輪が路面を強く蹴り出してトラクションがかかる際に、どこか突っ張った感じを受けます。これは、エンジンパワーがスイングアームに伝わることで、路面に押し付けるように働く力によるもので、トラクションを語る上では大切なポイントになってきます。

 

 

加速力、グリップ力、車体安定力の3つが肝心

駆動力であるトラクションがしっかりと掛かり、車体が前方へ力強く走り出すときに必要なのは、まずその加速力。そして、同じように必須なものが、トラクションにより生まれるグリップ力と、車体を安定させる力です。加速時にリアが沈まない構造だからこそ、アクセルを開くと同時に後輪が路面を蹴り出し、トラクションが確実にかかるわけです。つまり、トラクションの良いバイクというのは、グリップ力が強く安定感を保持したバイクと同義ですから、乗り手にとってはこの「トラクション」性能というのはライディング上、大きなウエイトを占めるわけです。

 

こういった理由から、ライダーは意のままに車体を操作する上でトラクションを効果的に使うことが望まれます。そしてこの時に、もし着座位置が不安定であれば、後輪荷重がかからずに十分なトラクションをかけることは出来ません。また、リアタイヤのグリップを強めるためにトラクションをかけるという、特性を理解することで、本来とは逆の発想を持つことも出来ます。トラクションと加速Gの理解を深めておくことは、今後のハーレーライフにおいてもきっと役立つはずです。

 

 

 【後輪の働き】他のポイントも合わせてご覧ください 

 【後輪の働き】トップ

 

トラクションで安定力をキープ
 トラクションの本質を学ぶ
 アクセルワークからのトラクション効果
 加速Gとトラクションの関係
 加速Gではフロントフォークが伸びている
 トラクションによるグリップ力と安定力

 

リアステアで後輪を軸に曲がる
 リアステアの前に曲がる構造を知る
 ハンドルではなく、車体を傾けることで曲がる
 フロントとリアタイヤの関係性
 リアステアは、後輪で曲がる基本性能
 他メーカーのバイクも基本はリアステア
 前輪荷重のバイクにもリアステアが求められる
 後輪の接地点を軸に、倒れていくイメージで
 バイクは後輪で乗るイメージを持つ
 うまくなるには後輪の挙動を尻で感じる
 後輪と車体をつなぐ一本の棒をイメージ

 


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