【ハーレー基礎知識】タイヤの交換頻度とオススメを教えて

Q.タイヤの交換頻度とオススメを教えて

2014年7月13日 Category - ハーレー基礎知識 Comment : 0

A．基本は車検ごと。実績のある６メーカーから選ぶように。

距離を走るほどに、また経年劣化で必ず交換時期が来るタイヤは、ハーレーの走行性能に大きな影響を持っています。そして、交換のサインとしては主に

・タイヤの溝がなくなってきた

・ひび割れや傷がある

というものが挙げられ、スリップサインが出たものは即座に換える必要があります。頻度は一般的には、車検ごとに前後タイヤを交換するイメージです。年間数万km走るライダーでなければ距離もさほど問題ではありませんので、「車検時には交換」という意識を持っておきましょう。

タイヤの違いでハンドリングが変わったり、乗り心地がアップしたりと、換えるタイヤの特性により驚く人も多いはずです。ハーレーの場合は、大陸を優雅に走るクルーザーという性格に合わせて快適性、耐摩耗性、耐ウェット性能が特に重視されています。その中でもメーカー（各商品）によって個性が違ってきますから、自分が一番気持ちの良いフィーリングを味わえるタイヤとの出会いが、長くハーレーライフを送る上で大切となります。

主要なタイヤメーカーは下記になります。

・DUNLOP

・BRIDGESTONE

・AVON

・MICHELIN

・METZELER

・PIRELLI

ハーレー用のタイヤは、このいずれかのメーカー品を使うように。他にももちろん、ヴィンテージタイヤを扱うメーカーや、ロープライスの新興メーカーもありますが、ことタイヤに関してはネームバリューと実績がある物の使用をオススメします。下手にケチったりしても長い目で見れば快適性、耐摩耗性、安全面などにおいて、圧倒的にこうした有名ブランドに分があるのです。

特殊な読み方のタイヤサイズ表記

タイヤのサイズ表記については主に４種類あるので、知らなければ混乱してしまうことでしょう。また、この表記は特殊な読み方をするので、それぞれザックリと頭に入れておき、その都度確認するように。

・ラジアルメトリック表示

120(a) / 70(b) R(c) 17(d) 58(e) H(f)
120(a) / 70(b) V(f) R(c) 17(d) V270(f)

・バイアスメトリック表示

140(a) / 80(b) – 17(d) 69(e) H(f)
140(a) / 80(b) V(f) 17(d)

・バイアスインチ表示

3.00(g) – 21(d) 4PR(h)
3.00(g) – 21(d) 51(e) P(f)

・アルファベット表示

M(i) T(j) 90(b) H(f) B(k) 16(d)

タイヤ表記の読み方
(a)タイヤ幅（mm）
(b)偏平比（％）
(c)ラジアル構造
(d)リム径（インチ）
(e)ロードインデックス
(f)速度記号
(g)タイヤ幅（インチ）
(h)プライレーティング（タイヤの強度）
(i)モーターサイクル用タイヤの表示
(j)タイヤ幅記号
(k)ベルテッドバイアス構造

表示法がひとつに統一されていれば良いのですが実際はそうもいきません。しかし、タイヤのサイドウォールを確認して、サイズだけ覚えておけばタイヤ選びで迷うこともないはず。表記されるのは

・タイヤ幅

・偏平率

・ホイールサイズ

の３つが基本です。ハーレーでは一般的にツーリングファミリーが前後にMT90-B16。ダイナやスポーツスターファミリーのフロントで使われることが多いのは100/90-19、ほとんどのソフテイルとダイナファミリーのリアが150/80-B16。21インチホイールはMH90-21というサイズになっています。