ブラインドコーナーではセンターラインを見ない

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ブラインドコーナーでやってはいけない乗り方に、「センターラインを見て走る」というのがあります。簡単に言えば、センターラインの曲がり角を参考にしたライディングということですね。

 

初心者ライダーはブラインドコーナーに出くわした場合、意識していないでも、センターラインの曲がり具合を見て、そのラインに沿うような走り方をしてしまうものです。時には、それがベストなライディングと誤解している人すらいます。しかしこのセンターラインを参考にした走りでは、自然とセンターラインに寄って行ってしまい、このまま走っていると、例え途中で角度が急になっているのが分かったとしても対処できません。そしてこれでは反対車線に飛び出るという最悪の事態を招くことになります。ブラインドコーナーでは視線をセンターラインのような目前のものに向けず、全体を俯瞰できるように出来るだけ遠くに向けるようにします。

 

ここで、ブラインドコーナーについての認識を今一度チェックしておきます。このブラインドは、進入時に先が見えないというだけの話で、コーナーを進んでいくほどに当然、視界は除々に開けてきます。ですから、コーナーの中に入った時点であっても、曲がり具合に応じて進路を奥や手前に微調整すれば、特別な不安もなくクリアすることが出来るはずです。

 

 

変化に応じたライディングをする

では、具体的な走り方を見てみます。まずは、【A】のポイントまでに十分にスピードを落としておきます。そして、【B】まで来るとブラインドのだいたいの全体像が分かります。ここで進路を「奥に取るか」「手前に取るか」を瞬時に判断します。カーブが比較的きつくなければ【B】でコーナーリングを開始して、90度以上の急な角度がついたカーブであれば焦らず【C】の箇所まで進んで、そこから曲がるようにします。このように、進むほどにコーナーの全体像があらわになりますので、その変化に応じて臨機応変に対応するようにします。

 

 

 【上級ライテク】他のポイントも合わせてご覧ください 

 【上級ライテク】トップ

 

ヘアピンカーブの走り方
 ヘアピンコーナーはリーンアウトで挑む
 うまくなりたいヘアピンコーナーの乗り方
 ヘアピンカーブでは慣性力の違いに注意
 ヘアピンカーブは事前に進入角を確保
 ヘアピンカーブでは後輪荷重をキープ
 ヘアピンでは外側の足と腰に注力する
 ヘアピンの出口でも焦らず両腕をリラックス
 ヘアピンでは後輪荷重と両腕の脱力が肝心

 

ブラインドコーナーでも怖れないライディング
 ブラインドコーナーの前は十分な減速を
 ブラインドコーナーではセンターラインを見ない
 ライディングポジションはリーン・ウィズで
 フロントブレーキで車体を起こす
 車体が起きたら一気にブレーキをリリース

 

連続カーブと下りカーブをものにする
 うまくなりたい連続カーブのコツ
 連続したカーブでも、ひとつのカーブとして見る
 連続したカーブではフロントブレーキをうまく使う
 下り坂でも上り坂と同じ効果を与える
 下り坂では、低回転域から大きめにアクセルを開く
 下りコーナーでも後輪荷重を意識する

 


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