うまくなりたいコーナーの進入角

cornering-84

スピードが乗ってきた状態でバンク角を増やしても大きな効果は見込めないことが分かりました。そこで、考え方をキッパリと割り切るのもひとつの手です。繰り返しますが、「バイクはコーナーリングを始めたら、簡単には途中で進路変更することは出来ない」。このことを頭に入れておけば、自然と進入時の気の入り方が変わってきます。そもそもハーレーは、クルマのようにコーナーの傾斜角に合わせてその都度ハンドリングで調整するということが困難な乗り物なのです。

 

ですから、先ほどのように、コーナーの進入時には万全の体制で望む必要があるわけです。まず、コーナー手前ではフロントブレーキは補助的に、リアブレーキを効果的に使って十分な減速をします。そして、ライディングポジションは若干後輪荷重となるようにしておきます。そして次に、眼前のカーブの曲がり角がどれぐらいのものなのかを黙視で慎重に計ってから車体を倒し込んでいきます。この時、スピードを十分に落としていないと、コーナーに入ってから曲がり切れずに冷や汗をかくことになり兼ねません。コーナー手前では、減速し過ぎることでのトラブルはありませんので細心の注意を払うようにしておきましょう。

 

 

SLOW IN FAST OUTで走る

ココで是非覚えておきたいフレーズを紹介します。昔から言われるライテクのモットーに、「SLOW IN FAST OUT」というフレーズがあります。これは読んで字の如く、「コーナーにはゆっくり進入して、出るときは速く」というもの。時代を経てもこのモットーはなんら変わることなく、今も尚、実に大事な乗り方とされています。つまり、この乗り方さえ押さえておけば、コーナーリングで曲がり切れずにドキッとすることもなく、バイク本来のスポーツ性が堪能できるはずです。いずれにしても、カーブの進入時は十分に減速、そして途中で進路変更できないことを考慮して、狙い済ましたラインで走れるように集中して車体をバンクさせるようにします。

 

 

【中級ライテク】他のポイントも合わせてご覧ください

 【中級ライテク】トップ

 

コーナーリングを極める
 コーナーリングのコツをマスターする
 スムーズなコーナーリングはブレーキングが鍵
 コーナーリング時は後輪荷重がポイント
 コーナーリングではリラックスすること

 

コーナー前での減速タイミング
 ゆるやかなコーナーリングでのシフトダウン
 ブラインドコーナーでは十分な減速から
 コーナー直前の、シフトダウンのタイミング

 

コーナーリングの進入方法
 コーナーリングでの“横G”を知る
 中速コーナーはテクニックを駆使する
 ターン時の旋回性能を意識する
 旋回性能は体験で蓄積する
 バンク角の変更では、大きな効果は見込めない
 うまくなりたいコーナーの進入角
 コーナーリング中は進路変更は出来ない
 曲がり切れないカーブではリーンし直す
 コーナー進入時はメリハリの効いたバンクを
 向き変えは、車体をリーンし直すイメージで
 コーナーのアプローチが肝心
 コーナーリング前はキッカケ入力を忘れずに
 コーナーリングは“曲がり方”の基本を怠らない

 


動画も見て本格的にライテクをマスターしたいという人におすすめのDVDです。【365日間ライディング上達保証】という購入者限定の特典が付いた完全なサポート体制です。

Leave a Reply

* が付いている項目は、必須項目です!

*

Trackback URL