ゆるやかなコーナーリングでのシフトダウン

cornering-41

今まではコーナーリングをスムーズにクリアするコツをレクチャーしてきましたが、ここではコーナーに進入する前の、シフトダウンするタイミングについての詳細を追っていきます。

 

コーナーが近づいてきた時に、いったいどの辺から減速の態勢に入れば良いのか? そのあんばいを見付けるのは容易ではありません。というよりも、慣れるほか身に付ける術はないと言えます。しかし、いったんコツさえつかんでしまえば、コーナー入り口の進入角を見ただけでだいたいどれぐらいギヤを落とせば良いのか、という判断が瞬時に出来るようになります。

 

そして、このコーナーは大きく分けて二つに大別できます。コーナー出口が見えるゆるやかなパターンと、そうではないブラインドコーナーと呼ばれるものですね。それではまず、出口が見えるパターンから見ていきます。

 

 

90度以上のカーブでは手前で1速落とす

曲がり角が90度よりも大きい、ゆるやかで見通しの良いコーナーの場合は、基本、シフトダウンはさほどしないものです。もし、コーナー手前までそれなりのハイギヤードで走っている場合は、まずは軽くブレーキを掛けてスピードを落とします。その後にギヤを落とすわけですが、その時は1速ダウン程度でOK。進入時までのギヤが例えトップだったとしても、やはり1速程度のシフトダウンは同じこと。そしてこのシフトダウンするタイミングですが、スピードを落としきった瞬間を狙うようにします。

 

見通しが良くゆるやかなコーナーは、快調に飛ばすことはあってもスピードを一気に落として走ることはありません。ですから、エンジンの回転数を上げないように注意します。なぜなら、低い回転域から走り出した方が車体が安定するからですね。これは特にコーナーの最後の方で、より顕著に体感することが出来ます。また、アクセルを軽く開けると同時にレスポンス良く走り出す加速感は何物にも変えがたい大きなメリットになります。

 

 

【中級ライテク】他のポイントも合わせてご覧ください

 【中級ライテク】トップ

 

コーナーリングを極める
 コーナーリングのコツをマスターする
 スムーズなコーナーリングはブレーキングが鍵
 コーナーリング時は後輪荷重がポイント
 コーナーリングではリラックスすること

 

コーナー前での減速タイミング
 ゆるやかなコーナーリングでのシフトダウン
 ブラインドコーナーでは十分な減速から
 コーナー直前の、シフトダウンのタイミング

 

コーナーリングの進入方法
 コーナーリングでの“横G”を知る
 中速コーナーはテクニックを駆使する
 ターン時の旋回性能を意識する
 旋回性能は体験で蓄積する
 バンク角の変更では、大きな効果は見込めない
 うまくなりたいコーナーの進入角
 コーナーリング中は進路変更は出来ない
 曲がり切れないカーブではリーンし直す
 コーナー進入時はメリハリの効いたバンクを
 向き変えは、車体をリーンし直すイメージで
 コーナーのアプローチが肝心
 コーナーリング前はキッカケ入力を忘れずに
 コーナーリングは“曲がり方”の基本を怠らない

 


動画も見て本格的にライテクをマスターしたいという人におすすめのDVDです。【365日間ライディング上達保証】という購入者限定の特典が付いた完全なサポート体制です。

Leave a Reply

* が付いている項目は、必須項目です!

*

Trackback URL