コーナーリング前はキッカケ入力を忘れずに

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コーナーリングのポイントは進入時であることは分かりました。では、そこで大切なことは何か。それは、「決められた動作の組み立て」です。つまり、コーナーリングに入る前にライダーはどんな操作をするのかといえば、

 コーナーを視界にとらえる

 スピードを十分に落とす

 車体を倒し込むキッカケを作る

 コーナーリングを開始する

になります。この①~④までの操作を欠かさずに行っていることを今一度振り返り、どんなときでもこの「決められた動作の組み立て」を忘れずに必ず実行するようにします。

 

もし、①~④までいずれかの操作が必要ないようなときでも、必ず実践するクセを付けます。さほどスピードを落とさないでも平気だとしてもわずかで良いのでブレーキング。また、ゆるやかなカーブの進入時に、車体を倒し込むキッカケを与えないでも大丈夫だとしても軽くキッカケを与えてあげるなど、時間や入力はわずかで良いので、一連の動作を欠かさず実行する習慣をつけておきます。そして、バイクというのはこうした動作を連続させてテンポ良く、流れに乗ったコントロールをするということを体で覚えていきます。これを体得しておけば、例え気がゆるんだ瞬間があっても必要な操作を飛ばすことはなくなります。

 

 

ターンではなく“曲がる”意識を持つ

ターンを始めてしまったら、基本的には途中でやり直しをすることは困難。だからこそ、その前に確実な軌道を描ける準備を万全に整えておく必要があるのです。また、コーナーリング時は常に、「ターンではなく“曲がる”」という認識を持つことも重要。一般的に、スピードが乗っている状態で“曲がる”という認識を持つことは難しいものです。しかし、“曲がる”という自発的な要素も加味されたこの言葉を感覚として体得しておけば、いかなる状況下でも一連の動作をスムーズに行うことができます。

 

 

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コーナーリングを極める
 コーナーリングのコツをマスターする
 スムーズなコーナーリングはブレーキングが鍵
 コーナーリング時は後輪荷重がポイント
 コーナーリングではリラックスすること

 

コーナー前での減速タイミング
 ゆるやかなコーナーリングでのシフトダウン
 ブラインドコーナーでは十分な減速から
 コーナー直前の、シフトダウンのタイミング

 

コーナーリングの進入方法
 コーナーリングでの“横G”を知る
 中速コーナーはテクニックを駆使する
 ターン時の旋回性能を意識する
 旋回性能は体験で蓄積する
 バンク角の変更では、大きな効果は見込めない
 うまくなりたいコーナーの進入角
 コーナーリング中は進路変更は出来ない
 曲がり切れないカーブではリーンし直す
 コーナー進入時はメリハリの効いたバンクを
 向き変えは、車体をリーンし直すイメージで
 コーナーのアプローチが肝心
 コーナーリング前はキッカケ入力を忘れずに
 コーナーリングは“曲がり方”の基本を怠らない

 


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