中速コーナーはテクニックを駆使する

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ハーレーに乗り出した当初は、恐るおそるスピードを上げていたものの、慣れてくればそれなりの加速感を全身で受け止めて堪能することができます。そして、この重心が低いアメリカンサイズのハーレーは、他の国産メーカーバイク同様に、スピードが出てくるほどに安定感が大きくなります。しかし、ここで初心者ライダーが錯覚しがちのことがあります。それは、直進路でスピードが乗った車体の操作がほぼバイク任せになるものですから、カーブに対しても車体任せですんなりクリアできると思ってしまうのです。簡単にカーブが曲がれると勘違いしてしまうわけですね。

 

ここが大きな誤りで、スピードが乗ったハーレーは直進安定性はかなりのものがありますが、こと車体を傾けるとなると、そう簡単に寝かすことはできません。車体が重く、容易にはバンクさせられないのです。この時、意のままに操れるというイメージとはあまりにもかけ離れた動きをバイクがするものですから、コーナー手前で内心、冷や汗をかいたライダーも多いことでしょう。

 

 

バイク特有の慣性力に対してはテクニックで対処する

ポイントは、カーブで発生するバイク特有の慣性力に対しては力でねじ伏せるのではなく、テクニックでやり過ごすということ。この力での対処は、今まで低速コーナーではなんとかなったかもしれませんが、スピードがある程度乗った中速コーナーでは通用しません。スピードの速い遅いに関わらず、バイクがターンする仕組みそのものが変わることはないので、今まで学んできたコーナーリングの基本に忠実に、ひとつずつの操作を焦らず確実に行うことです。

 

繰り返しますが、力ではなくテクニックでクリアするというのは、ハーレーライフを送っていく上では欠かせないポイント。自分の力ではどうすることも出来ない時でも、ちょっとしたコツを押さえておけば、その問題をすんなりと対処できることが多々あるのです。力ではなく、テクニック。常にこの思考を持っておきましょう。

 

 

【中級ライテク】他のポイントも合わせてご覧ください

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コーナーリングを極める
 コーナーリングのコツをマスターする
 スムーズなコーナーリングはブレーキングが鍵
 コーナーリング時は後輪荷重がポイント
 コーナーリングではリラックスすること

 

コーナー前での減速タイミング
 ゆるやかなコーナーリングでのシフトダウン
 ブラインドコーナーでは十分な減速から
 コーナー直前の、シフトダウンのタイミング

 

コーナーリングの進入方法
 コーナーリングでの“横G”を知る
 中速コーナーはテクニックを駆使する
 ターン時の旋回性能を意識する
 旋回性能は体験で蓄積する
 バンク角の変更では、大きな効果は見込めない
 うまくなりたいコーナーの進入角
 コーナーリング中は進路変更は出来ない
 曲がり切れないカーブではリーンし直す
 コーナー進入時はメリハリの効いたバンクを
 向き変えは、車体をリーンし直すイメージで
 コーナーのアプローチが肝心
 コーナーリング前はキッカケ入力を忘れずに
 コーナーリングは“曲がり方”の基本を怠らない

 


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